さて、ボディも残すところわずかとなりやした。
しかし、このわずかに残った部分がリールとしての機能が詰まった所なんで、割と難易度高めで頼んます。
組付けできる自信がない場合は、これ以上進んではいけないぞ。
さて、残りやってきますか。
まずは目の前に一段と存在感を出しているレベルワインダーのウォームシャフトをぶち抜いていくぜ。
今回ハンドル側のウォームシャフトを支えてるギアはばらさない方向でいきますわ。
なので、ハンドルとは逆側の支えを外していくで。
写真の銀色のシャフトにEリングがかまされてるのがわかるやろか。
このEリングをなんとかかんとか外していくで。
Eリングのわずかな隙間を爪楊枝等の突起物でコジコジしていくで。
爪楊枝にしたのは金属物やとEリングが変形してしまう可能性があるので、当然の配慮なわけや、なるほど。
一気にいけないので、ゆっくりコジコジして、隙間を広げる感じでお願いします。
写真くらいまでコジれたら、ピンセットか先の細いペンチでEリングを外します。
ここで焦ってEリング飛ばさないように注意っすな。
Eリングが外せたら、ワッシャーとベアリングの代わりの樹脂の丸いのがありますんでピンセットで外します。
次はレベルワインダーを左右に移動させるパーツを分解していくで。
写真のレベルワインダーの下にある黒くて丸いパーツを大きめのマイナスドライバーで外します。
はずしたら、なかから銀色のポッチが出てくるので、ピンセットで抜き取ります。
ピンセットで抜いたら、ハンドル側からギアごとウォームシャフトを引き抜きます。
ウォームシャフトを引き抜いたぜ。
上から一段目
65.ウォームシャフト
66.ウォームシャフトカラー
67.ウォームシャフトギア
68.ウォームシャフトギアリテイナー
(65-68まで一式組付けっぱなし)
上から二段目 左から
61.ポール
63.ポールホルダーナット
(後から気づいたけど、62の中に62.ポールWが入っとりました)
上から三段目 左から
59.ウォームシャフトカラー
58.ウォームシャフトW
57.ウォームシャフトリテイナー
最後はクラッチのバネ仕掛けを分解していくで。
順番を間違うとバネでパーツがぶっ飛ぶので、そこは気を付けてくだせえ。
まずは、どまんなかにある小さめのネジ2つをプラスドライバーで外して、黒っぽいパーツを取り外します。
黒っぽいパーツの下にベアリングがあるんで抜いときます。
抜きづらい時は逆側から押してやると外しやすいでんな。
左から
36.クラッチカムボールベアリング
44.キックレバープレート(B)
45.キックレバープレート(B)SC ×2
さて、お次はバネに取りかかっていきやす。
バネはパワァがすごいので、ピンセットじゃ外せねえので、先の細いペンチで外します。
外側の穴に入っている部分を引き抜きます。
この段階では取り外すのは無理なので、引き抜いた所を外側にかけてブラブラしないようにしときます。
バネが外に気を取られてる内に、ひと際目につく大きめのネジをマイナスードライバーでぶち抜きます。
ネジを外したら、下にワッシャーがサイズ違いで2つありますわ。
なお、パーツリストではワッシャーは一つになってるんで、どっちがどっちかわからねえっすわ。
左から
(左右どちらかが)42.クラッチカムプレートSC・W
43.クラッチカムプレートSC
ネジ類を外したら、ど真ん中に鎮座しとる白い樹脂パーツを外します。
下に細かいパーツがあるんで、そっと上に引き抜きます。
このパーツでクラッチレバーが支えられてるんで、引き抜くことで、クラッチレバーも外れます。
左から
41.クラッチカムプレート
28.クラッチレバー
邪魔ものは消えたので、バネをじっくり料理します。
バネと銀色のパーツを引き抜きます。
左から
39.キックレバーSP
40.キックレバー
さて、レベルワインドの仕上げに入ろうと思ったけど、まだパーツ残ってたわい。
ポロリ寸前で気が付いたぜ。
ボディ左上にある白い樹脂パーツと鉄のマッチ棒みたいなパーツを外すで。
特に固定はされてないんで、ピンセットで抜けば簡単にとれるぜ。
こんなもんよ。
ちなみにこのパーツ類がどのような仕事をしてるのかさっぱりわからん。
クラッチ切ったときにカチッっという感触をだすパーツかな?
左から
35.クラッチカムプレートピン
34.クラッチカムプレートピンSP
33.クラッチカムプレートピンSPカラー
よし、次は大きな穴の下にある、黒い樹脂パーツをはずそ。
ネジを外せば簡単に外れるけど、ネジが一見そこそこ大きそうに見えて、ネジ山が結構小さいので目の錯覚を起こさないように注意な。
ここまで来た猛者なら大丈夫やろ。
左から
38.キックレバープレート(A)SC
37.キックレバープレート(A)
さあ、遂に最終章に突入しました。
TWSの根幹たる、レベルワインドも終わりを告げる。
筒状になっとるレベルワインドの支えを、ハンドル側に引き抜きます。
支えを引き抜いたら、レベルワインドも流石に保持できずに脱落や。
左から
64.ウォームシールド
60.レベルワインド
さて、まだ細い棒状のパーツがあるんやけど
流石にこのサイズのEリングをあれこれする気にならず、とりあえず外さずにそのままにしますわ。
ちなみに
31.オシレーティングポスト
って名前らしっす。
ほい、いろいろ甘い部分はあるけど、一応ワイ的に全バラシ、終了とさせていただきます。
ま、バラすのは順序なだけでだれでもばらせると思うんすけど、パーツをちゃんとより分けて、組付けれるかどうかが問題なんすよね。
オーバーホール完了への道は、まだまだ初めの一歩を踏み出したにすぎないのだ。