ジャクソンの鉄板バイブ
鉄PAN Vib TP-14のインプレです。
Contents
公式スペック
★Size:55mm
★Type:Sinking
★Weight:14g
★Hook:#12
★Price:870円(税別)
公式HPより引用
実測
重量13.7g
インジェクションルアーと違ってここらは誤差でやすいですね。
そもそも公式の14gというのはフック込みか否か不明ですな。
長さ54.4mm
スペック上の誤差ありますが、シルエット上はそんなに差異を感じるほどではないですね。
小粒サイズで湾奥ジャストフィットやと思うね。
幅7.9mm
まあこんなもんかと。
高さ12mm
フロントフック付近が最大体高となっています。
使用感
こいつが登場した当時、1/2oz(15g)前後の小ぶりな鉄板バイブというジャンルは非常に選択肢が少ない状況でした。
500円以下で売っているよくわからんパクリルアーメーカーの物を省くと、こいつが出るまでは邪道の冷音くらいしかなかったと記憶しています。
で、この鉄PAN Vibが発売となったんですが、ラインナップが
- 55mm 15g
- 63mm 20g
- 72mm 26g
の3種類となっており必要十分な品ぞろえとなっています。
飛距離は申し分ないです。
他に比較対象が少ないので何とも言えないですが、14gの鉄板バイブと言われて想像する飛距離は出ます。
テーリング(リアフックがラインを拾う現象・所謂エビ)ですが、14gのTP-14ではほとんど起こったとこがないです。
ノーサミングでもテーリングほとんどしないんじゃないかな?
ストレスなく使い続けることができますね。
逆に26gのTP-26はノーサミングだと割とテーリングしました。
飛距離が十分にでるので、着水までにゆっくりとサミングの準備ができるんで、その点は楽でした。
アクションはわりかし低速でもバイブレーションし始める部類やと思います。
底をとって糸ふけ取って思いっきり竿を煽ってそのまま巻いてやればOKです。
手元に来る振動は結構激しい部類です。
激振といえますね。
ボディにスリットが入ってるので、そこから水が抜けて引き抵抗が軽い!ってどっかで説明してたと思うけど、まったくそんなことは無く、普通に激振っす。
疲れ無い程度に使いましょう。
何度も繰り返しになりますが、こいつの存在価値はシンペンとかを使っているようなロッドでも投げれる14gで鉄板バイブとしては最小の55mmというシルエットにあります。
結構シャローでも無理やり引くことも可能ですし普通にボトムを取ることも容易です。
絶対的な弱点はこれ。
後ろのフックはテーリングしないけどフロントフックがやたらとボディに刺さるんです。
一度刺さると、そこのコーティングがはがれてさらに刺さりやすくなるという悪循環です。
なんとかなりまへんかね。
口の先には鉄板部を露出させて感度を向上させているみたいですが、特に実感として感度がええとは思いません。
使用感はいたって普通です、普通。
入手性
値段は店頭の実売で\800前後でしょうか。
アイアンプレートは言うに及ばず、冷音が値上がりして店によっては\1000を超えることを考えると結構リーズナブルな部類ですね。
色とサイズの品添えははっきり言って悪いっす。
やっぱり鉄板バイブとしてはアンアンプレートが強いみたいで店頭で相当大きくスペースとってますが、あおりをうけてか、ほかの鉄板バイブの仕入れを絞っているように見えます。
とくに\1000以下のやつ。
定価も安いしAmazonで買いましょう。
店頭で無いからといってグローとか買う必要はありまへん。