さて、遂に難易度の高いボディ周辺に取り掛かっていくで。
正直、バラすだけなら楽勝なんやけど、問題は組付けなんすよね。
特に細かいパーツも増えてくるんで、しっかりなくさないようにしていきたい所っす。
本丸であるハンドルがある側のボディをバラしていくぜ。
右サイドプレートは三つのネジでとまっております。
それぞれドライバーで外してくだせえ。
特に上部にあるやつは奥まってるんで、なめってしまうと超しんどいので気を付けてね。
3つのネジを外すと、サイドプレートがぽろりできます。
中身が小さいパーツ等多いので、ゆっくりとサイドプレートを外しておくんなませえ。
サイドプレートを外したらこんな感じ。
サイドプレート内側のハンドルの支柱が入っていたところに、銀色の筒状のパーツがあるんでピンセットで引き抜いておきます。
サイドプレート外側にはボールベアリングが見えてるんで、ピンセットで外せます。
これが外したサイドプレート一式。
左から
51.RSプレート
81.ドラグカラー
83.ハンドルボールベアリング
次はゼロアジャスターに行きましょ。
こいつは硬いけど指で回して外します。
外したゼロアジャスターです。
ゼロアジャスター内部に黒いシート状のパーツが入っているんで、ピンセットで抜いときます。
中には黒くて四角いのと丸いのが入っとりました。
左から
53.メカニカルブレーキW(A)
54.メカニカルブレーキW(B)
55.ゼロアジャスター
サイドプレートにまだワンウェイローラーとかが付いとりますが、こいつを外すのは難儀するのと、付けるのがしんどいので、今回はパスします。
基本的にここいらへんは注油で解消できない不具合が出ない限りはバラシませんわ。
そしたら、遂にボディに取り掛かっていくで。
まずはそのでかさで我々を圧倒しているメインギアを外すわ。
特に何かで保持されてるわけじゃないので、指で持って支柱から引き抜けばおkっす。
メインギア部はドラグ部位と一緒になってるんで、薄いパーツが多いっす。
引き抜くときに油で張り付いてたりするんでなくさないように注意やね。
左から
76.ラチェット
77.ドライブギアW
ドライブギア
79.ドラグW
80.ドラグディスクW
パーツリストやとドライブギアの所が
78.ピニオン+ドライブギアセット ¥4,100 修理専用
となっているんで、たぶんドライブギア単品では売ってくれないのかもしれんなあ。
さて、次は今にもこぼれそうなスプリングを外すで。
こいつはピンセットで簡単に取れるで。
引き抜いたスプリングはグリスでコテコテやんか、たまんねえ。
さっき抜いた2つのスプリングに位置的に挟まれた所にある、金色(銅色?)のけったいな形のギアを外すで。
こいつをピンセットで引き抜くと、一緒に白い半円のパーツも付いてきます。
取れたパーツはこんな感じ。
左から
46.クラッチプレート
ピニオンギア
47.クラッチSP
ピニオンギアはドライブギアの所で書いた通り、ドライブギアとセットで修理専用となってるみたいで、単品売りはなさそう、とほほ。
次はフロントカバーをブチとっていくぜ。
パーミングした時に人差し指にあたるパーツやね。
まずは、ハンドルのある側の最前にあるネジをドライバーで外すで。
逆側も同じく、同じ位置にネジがあるんでドライバーで外すで。
ネジを外せば、パーツは自然と零れ落ちるわけよ。
左から
27.フロントカバーSC
26.フロントカバー
27.フロントカバーSC
最後にひときわ目立つハンドルを支える支柱をブチぬいて今日の締めとするで。
この支柱の根元の方にギアがあり、中央付近に穴があいております。
支柱を指で回して穴にネジを合わせて、ネジをドライバーでとればおk
ネジを外したら、支柱を写真手前側に引いてやれば引き抜けるで。
引き抜いた後の穴ぼこ付近にパーツが残ってるんで、そいつを取りたいんやけど
何やら薄いパーツのようで、ピンセットでもうまくとれねえぜ。
おかんの仕事道具の中から裁縫針をパクってきたぜ。
こいつでホジホジしてやればなんとか取れたぜ。
左から
70~75.ギアシャフト一式
69.ギアシャフトW x2
73.ギアシャフトプレートSC
69.ギアシャフトWやねんけど、パーツ分解図では一枚しか入ってないことになってるんよね。
今回金銀と2枚入ってたけど、どっちが正規の69.ギアシャフトWかわかりまへんわ。
リール分解は奥が深いでんな。