ほいじゃあ、タックルの要たるリールを選んでいこか。
みんな男の子やもんね、こういう機械機械したやつ好きなんやろ?
わいが小学生の時はバスブームでしてなー、赤いスコーピオンを買おうとお年玉貯めたもんですわ。結局ジーコサッカーこうたけど。
使いたいラインと狙うターゲットで選択肢はだいぶ絞り込めてるんですが、そこらへん話していきやしょ。
Contents
種類
リールいうたら、ベイトとスピニングの2種類あるんやけど、特徴はざっくり下みたいな感じ。
ベイト
- ええとこ
スプール自体が回転し、非常に巻き上げパワーがある。
重心が低く、より竿との一体感がある。なので、キャスティングの精度、リーリング時の感度が高くなる。
- あかんとこ
スプール自体が回転する都合上、スピニングより飛距離は落ちる。
バックラッシュを始めとした、ライントラブルの発生率が高い。
スピニング
- ええとこ
ベイトより飛距離が出る。
ライントラブル発生率は低い。
- あかんとこ
スプールは回転せず、ローターが回転してラインを巻き付けていくため、構造上、どうしてもパワーのロスが多い、つまり巻き上げパワーが弱い。
ベイトと比べて竿から重心が離れるため、竿との一体感、および一体感から得られるメリットはいま一つ。
シーバス相手に適してるのはスピニング
2つを比較したらこんな感じになるね、一長一短あって、状況によって使い分けようってなると思うやん?
これがならねえんだな!
近年のシーバスゲームにおいては、ベイトのメリットがほとんど有効とは言えず、デメリットのほうが目立つんよ。
まず、フィールドが海である場合、飛距離は絶対的なアドバンテージになり得るんですわ。
ベイトを選ぶ理由として、スピニングの飛距離を犠牲にしてでも、得たいものがあるのか、って話ですわ。
メリットとしてキャスト精度がありますが、シーバス相手にそこまでの精度は求められません。
ベイトの精度が必要になるのは、ボートなどでピンスポットを狙い撃ちする時とかそんな特殊な条件になりますわ。
みんなバチ抜けで陸から釣るんやろ?大体前向いて飛べばええよ。こまけぇこたぁいいんだよ!
あと、巻き上げパワーもシーバスやとそこまで求められませんな。
基本巻き抵抗の少ないシンペンを使いますし、シーバスかかっても強引に引き寄せるようなことすればラインブレイク必至ですわ。
状況によりますが、ドラグ緩めで手前まで寄せてきてタモで掬うってパターンが一連の流れになります。
この状況においては、巻きパワーの高さはそこまで求められないんですわ。
ちゅうことで、ここを読んでるような人たちはスピニング買えばよろしいですわ。
メーカー
メーカーは、ダイワとシマノのどっちかでええで。
アブという第三のメーカーがあるけど、ことシーバスにおいては積極的に選ぶ理由はないな。
ちなみに釣り場で話しかけてくるおっさんの10割はダイワ信者なんで、シマノなんて使ってると鼻で笑われるで!
あの人らダイワとリョービ以外はクソやと思ってるからな。
もしダイワ以外のメーカー使ってて、おっさんにリール覗き込まれたら、「これアメリカ製のダイワやねん!」って言っとけばええから、楽ちんやろ?
ギア比
現行のリールやとノーマルギアとハイギアの2択を迫られる。
違いはレバー一回転における糸の回収量が多いか少ないかって話。
単純に多いからいい、少ないからダメって話でもないねん。
ノーマルギア
ハイギアに比べて回収量が少ない方。
少ないが故に、ハイギアに比べて巻き抵抗が軽い。
何時間使っても疲れないぜ!
また、回収量が少ないがゆえに、ルアーをスローで巻いてくるのも得意。
ハイギア
ノーマルギアに比べて回収量が多い方。
多いが故に、巻き抵抗が多く、回すレバーが重く感じる。
しかし、抵抗が大きいがゆえに、水面のちょっとした変化もレバーの重さに現れ感じ取ることができる、つまり感度がいいわけ。
また、回収量がが多いのでバイブレーションの早巻きなどの素早い展開を得意とするね。
バチ抜けならノーマルギア、汎用ならハイギア
バチ抜け時はシンペンをスローで水面を巻いてくるのが基本となりますので、実現しやすいのはノーマルギアになりますわ。
しかして、ハイギア巻きの重さをも感度にするというメリットがあるので、なかなか悪くないやつだよ。
バチ抜けに特化するならノーマルギアで間違いないけど、通年通してシーバスしばくってなったら、ハイギアをおすすめするかな。
ま、ワイは超ウルトラハイギアで感度3000倍でござるけどな!
番手
番手いうたら、ダイワでいう所の2500とか3012とか、リールの大きさを表すものやね。
めんどいんでダイワ前提で話するで、シマノのことはミラクルジムにでも聞いてくれよ。
大きさ
シーバスで主に使われるのは2500番か3000番か2択と考えてええです。
よっぽど特殊な使い方しない限り、どちらでも事足ります。
逆にそれより小さい2000番やと、明らかにパワー不足を感じ、3500番以降は重量に悩まされることになるね。
PEラインの太さが0.8号なら2500番、1号なら3000番ってのがバランス的によろしいでしょうね。
スプール
で、あとはスプール(糸を巻き付ける部分)が深溝か浅溝かの選択ですが、使うべき糸はPEなんで浅溝を選択することになると思うでしょ?
深溝でいいでーす!
なんでかというと、PEラインってメーカーや品物によって、結構太さにバラつきがあるんですよ。
なので、0.8号が150m巻けるって設定でも、PEによっては、まだまだ巻ける余裕があったり、逆に巻ききれなくて捨てることになったり。
ベストは深溝を買って、いらない糸を下巻きして、うまいこと調整するのがよろしいです。
店頭でリールと糸を買って、店員さんにおねだりしたら、たぶんやってくれるでしょ。
銘柄
最後に選ぶのは銘柄、ブランドやね。
カルディアとかヴァンキッシュとか、所謂機種と呼べるものですね。
で、ここ読んでる人に一番おすすめなのは、定価が一番高いリールです。
ダイワでいえばイグジスト、シマノでいえばステラですね。
そもそもリールって基本的に値段で序列されており、上位互換なんですよ。
なので、初心者にかかわらず、すべての人に一番高いリールが一番いいよって話になるんですわ。性能を使いこなせるか否かは別としてね。
でも、イグジスト高けえし買えねえよ!って人も多いと思います。私も買えません。なんとかしてください。
私の経験から、ダイワのラインナップの中ではレブロス以上であれば、基本的にシーバスゲームが成立します。
なので妥協案として、君がお小遣いで買える中で、一番高いリール(レブロスを下限として)を選べば間違いないです。